50. ソーシャル・メディアに依存するな

本日のNYタイムス・ビジネス・セクションの記事が目を引いた。

消費者対象B2C向けブランドの話。米国消費者が小売ブランド購買する際、その19%はオンラインとオフラインの両方のソーシャル会話の結果だという。これはエンゲージメント・ラボというブランド対話分析会社の最新レポート結果。

興味を引いたのはその説明。オンライン上ソーシャル・メディアに反応する消費者のブランド意見は、必ずしも、オフラインにて家族や親しい友人に告白するブランド評価と一致しない、と言う下り。オンライン・ソーシャル・メディア上で消費者が示すブランド親和度は、オフラインの本音ベースのブランド評価とは全く正反対のケースがとても多いという、エンゲージメント・ラボのコメント。

オンラインでシェアされているソーシャル・メディアでの消費者ブランド反応が正確な本音の消費者感覚と捉えると大きな間違いをする、というレポートです。

オンライン・ソーシャル・メディアが収集するデータは、ひと昔前までにはなかった。イベントやホットな話題に対するユーザの瞬時の第一印象の分析には、大変役立つツールであるのは間違いない。但し、このデータへの依存は危険だということです。

まさに、消費者からの生の声をオフラインにて聞く包括マーケティングの重要性と、その声の背景を探り分析し理解する事が大切だと感じますね。データをソーシャル・メディアからのソースだけに頼ると、とんでもない間違いとなります。当然の話と思うものの、多くのマーケター達が牽引するデジタル・マーケティングにもこの傾向がある事を心しておきましょう。

オンラインとオフラインからの顧客価値変化を総合的に分析し、更に一歩突っ込んだ本音を探る企業が勝ち残るのでしょう。今年はリチャード・テイラーが行動経済学にてノーベル経済賞を授与されました。人間行動は経済学の理論方程式とは違う要因にて影響される事を再度認識させられた年でした。今こそ、行動経済学や、脳理学、社会心理学を取り込んだ、マーケティングに利用できるデータ分析能力が、競争優位性となりますね。

ソーシャル・メディアでは本音は聞かれない事を忘れないようにして、ブランド力を磨き、マーケティングに取り組むのが競争力強化として大切ですね。

Got Strategic Marketing?

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