23. ブランドの意味を教えてくれるREI

昨日のNYタイムズに興味ある話をコラミストのティモシ・イーガンが投稿していた。アウトドア・スポーツ・アパレル・ギアのREI共同創業者のメアリ・アンダーソンが107才で亡くなった話である。小生はREIブランドの名前は知っていたがREIの企業プロファイルを知らなかったので、大変興味をもってコラムを読んだ次第。

夫のロイド・アンダーソンと共にシアトルで始めた山登りギア特化して起業したのが1938。起業以来コープ組合制をとり未だ同じ企業形態をとっている。昨年2016の売り上げは$2.6Bを超え全米36州に140の店舗展開しておりオンラインと合わせて昨年は起業以来最高の売り上げを記録した。会員でなくても誰でもアウトドアスポーツに特化したアパレルやギアは購入出来るが、終身$20のメンバーシップ・フィーを払えば購入の際ディスカウントが貰える。昨年時点で6百万人を超えるアクティブ会員がいると言う。利益の7割を毎年アウトドア・スポーツ振興やクリーン環境振興、女性のアウトドア・スポーツ振興等のプロジェクトに寄付している。

最近消費者の信頼を裏切る企業行為のために非難を浴びているブランドが多々ある。金融関連ではウェルス・ファーゴ銀行、製薬関連ではヴァリアント、自動車ではVW、メディア関連ではFOX等がマスコミにて批判を浴びている。高い志をミッション理念にしている企業は沢山あるが、なぜか謳い文句の理念とは違った方向に向かって行く企業がなんと多い事か。

一方でREIの様に、常に起業時の企業理念を羅針盤として使いブレる事なく経営が従業員と共に顧客の求める価値を創造し続ける企業もある。顧客、サプライヤー、コミュニティをも巻き込み一緒に高い理念を迷わず実現する事にフォーカスし、競合他社を寄せ付けない差別化付加価値を明確に創造し続ける事を見事に企業DNAにしている立派な企業がある。

REI共同創業者のメアリー・アンダーソンとロイド・アンダーソン夫婦は共に山登りの熱狂的な愛好家であった事が語られていた。市販では手に入らないアウトドア・スポーツ用の山登りギアのテントを自宅の台所で裁断・ワックス塗りをして作り上げ、愛好家仲間にも組合メンバーとして登録して貰いその製品を提供する事にて起業した逸話も大変面白かった。

この逸話から忘れてはならないのは、金儲け目的から起業していない事ですね。心底熱狂的に愛する物にとてもユニークなニッチ領域を見つけ出しエンドユーザーの為に顧客が市場で見つからない製品やサービスを創造し代替が効かないユニークな付加価値を創造提供し続けている努力がREIを極立たせるブランドにしているという事です。しかも、利益追求と社会貢献モラルとを両立させて顧客に共感体験をさせロイヤル・ファンに育て共に成長する際立ったブランド企業ですね。

高い志のミッション理念を元に、顧客の為にそして社会の為にユニーク価値を創り継続する事がブランド創造の基本であると、改めて教えられました。

貴方の組織のブランディングはどうですか。今一度新鮮な目で見直す時期かも知れませんよ。

Got Strategic Marketing?

Blog_REI

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