130. 異論対応力量

自分の価値観・事実認識・対応意見が異なる他人相手と会話を持ち自論を納得させる難しさは今更持ち出すまでも無いですね。誤情報が飛び交いデマゴグ合戦で相手の確信を揺るがし自領域に引き入れるのは何も今始まった事では無いですよね。無意識のうちに模範とするモデルを探しているのに気が付いた。モデルを見つけても行動結果習慣を身に付け無いと無意味なのは分かっているのですが。。。

そんな中、面白いタイトルの本を見つけた。ラジオNPR人気番組モーニング・エディションMorning Editionのホストを務めるスティーブ・インスキープ Steve Inskeep著の「Differ We Must」(相違を怖がらず)(2023年刊)。副題に「如何にリンカーンが分裂した米国で成功したか」とある。この副題が目に留まった。二極対立が情報バブルで悪化を辿る米国社会はあと7ヶ月程で、大統領選挙を迎える。違いを改めて説得するのにメヂアを駆使し悪評をフロントに総動員の大金が飛ぶ。リンカーンならどう対応していたんだろうなんて思いながら、16人とのやり取りを取り上げている。異論と対応したリンカーンの政治力量はモデルになるのかな。

同時に「米国憲法のクラシック16事例」も読み始めた。矢張り、大統領選を迎えているのが影響していますね。奴隷制や女性参政無視した白人土地所有者を元に書かれた建国時の不完全不合理な米国憲法を鵜呑みにした解釈でliberty自由を定義する輩が大多数を占める今の最高裁は、米国民の信頼を完全に無くしている。ほっておけば、我々の自由の進歩保証は後退りする事が明確になった。

違いあって当然。自分とは違い異なる他人との共存。ソーシャル・アニマル故、置かれた環境に我々の行動は支配刺激されますね。

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