我が同胞ホモサピエンスの生き延びてきた歴史や先人の人生から学ぶ教訓が余りにも多いのに時として気が付く事が多い。 余生の残り日々が少なくなる時間と、同胞ホモサイエンスが残した教訓の膨大さの谷間が大きくなっているのに気が付くとストレスが溜まりますね。
どうやって人生を有意義に生きるか、何に優先順位を付けて今日毎日を生きるかは、我々知らず知らずの内に意識無く決断をしているのに気がつきますね。 反省し精進を心掛けるにも、限りある自身の経験と環境にバイアスが掛かった視点で世界を見ているのに気付きますね。
過剰誤情報が大手を振ってまかり通る社会で、事実が何かを見抜く事が益々トリッキーになっていますね。 事実知識を学び取るのが重要であるにせよ、事実知識の膨大さと誤情報が飛び交う今のメディア環境は、もしかしたらホモサピエンスに進化した我が先人も同様に体験した葛藤と考えると、少しは気が楽になります。
そんな中、今月1月25日付NYタイムズのオプ・エド欄のデイビッド・ブルックスDavid Brooksのコラムを読見ました。 ブルックス氏のコラムは昔からファンですね。 今回のコラムはアート・カルチャの重要性を綴っています。 事実を求める知識以外に、感情知識を身に付ける事の重要性を述べていて大変面白かった。 人間として生きるには、他人視点を身につけるのが大事だとブルックス氏は説く。 所詮、小さな個人の経験には限界があり、先達の残した書物やアートを通して彼らが経験した視点・感情経験を知ることが、事実知識より大事な事と述べています。
感情知識を磨くことで、日々の決断を促す視点は益々次元が高くなるなと思えてきました。 他人視点を学ぶ事、感情知識を豊かにする。 有難いコラムでした。
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