毎年秋分の日が過ぎる頃の季節が好きです。夏が終わるこの頃時期になると、陽の当たる時間が少しずつ短くなるのに自然と気がつきますね。数日続いた雨模様の空が晴れると、風が涼しくなり、日課の朝の散歩にも薄手のセーターが欲しくなります。
NYタイムズの誌面にも、この頃になると、米国北東部の紅葉度を示す地図が毎日掲載され、知らず知らず季節の変わり目を量る情報を目にします。我が家の庭でもゴールデン・ロッドの黄色の花が咲き、樹々の色が変わりあと一月ほどで来る落ち葉の季節の前兆を知らせてくれます。
気が付けばあと5週間ほどで、米国は総選挙を迎えます。 米国大統領選挙と上院下院選挙の結果は、今後4年の米国価値意識がどこにあり、優先価値をどのように政策に落としていくかを決める大きなイベントです。 米国民主主義を理解・感知し、参加する貴重なイベントです。 二大政党が牛耳る米国政治は、4年毎に国民に問いかけ決断を促す民主主義の一大プロセスです。 接戦が予想される中、大統領候補の選択次第での世界の道筋は大きく異なりますね。 他人事ではありません。
どんな決断の一票を米国民が投じ、米国はどこにいくのか、世界にどんな変化が起こるのか。 他人事ではないにせよ、前兆を読むのは難しいですね。
変化の前兆の、ゴールデン・ロッドがまだ見つかりません。
