133. ニッチ価値勝負

6/22/24付のNYタイムズ・ビジネス版に、アジア食材特化の米国内エスニック・スーパーマーケットの成功事例の記事を目にした。プリヤ・エリシュナ(Priya Erishna)記者による記事で、タイトル「エスニック・グローサリーと呼ぶな」”Don’t Call It an “Ethnic” Grocery” との見出し記事であった。1970〜1980年代に増加したアジア系移民コミュニティをサポートに細々ではるが次々と出現した都市郊外のエスニック・グローサーリー・ストアは基本的にはママ・アンド・パップ家族経営のシャビーなモールの店舗であった。 しかし最近のアジア移民とアジア食材ブームは近は買えなかった輸入アジア食材は、其々のエスニックに特化したスーパーマーケットは中堅事業規模の店舗チェインに成長し、今や無視できない規模にまで拡大しノン・アジア系米国消費者にも気軽に手に入るようになったと言う。 其々のエスニック顧客比率は70-75%、非エスニック顧客は25〜30%との構成はなり、アジア食材ブームに肖って文化拠点ともなっている。 Hマートの名前はミッシェル・ザウナーMichelle Zauner著のNYタイムズのトップ10のベストセラー本の”Crying in H Mart”はその良い例とある。

本記事で紹介されているアジア系チェインには、韓国系Hマート(H Mart)、インド系パテル・ブラザーズ(Patel Brothers), 中国・台湾系99ランチ(99 Ranch)を含む。 HマートはNYクイーンズ区ウッドサイドから出発し今や96店舗を持ち、年商20億ドルに成長。 パテル・ブラザーはシカゴで創業され、20州で52店舗を持つ規模にまで成長し、今後2年で更に6店舗を開店させる予定という。 99ランチは11週で62店舗数を誇る。オンライン・アジア食材ストアのウイー(Weee!)は市場価値41億ドルに達したとする。

2020年人口統計結果からでも、米国内デモグラフィック変化はアジア系移民の著しい増加が指摘され、アカデミック以外でもビジネス・政治分野でもアジア系進出が顕著になっている。この背景は大きな米国社会変化と言えますね。 特に韓国系インド系我がNJ地区でも、エスニック特化グローサリー・ストアはアジア系に限らず沢山あり、其々がユニークな食材を在庫し体裁や規模も名だたるスパーマーケット・チェーンとは一線を引き、ユニークな体験価値をも経験できとてもエンジョイできるストアがある。

ニッチ故、価値あり。ニッチ価値を追求するのは競合との差別化の原点ですね。 これを次の規模拡大成長させるには、ブーム時期の潮時を味方につけるタイミング運も左右する事も忘れてはならない教訓です。

ニッチ・ニッチ・ニッチ。 間違いなくスタートアップや次期成長時に関係なくビジネスには重要な必須戦略に変わりはありませんね。

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