115. ディケンズの教訓

ホリデーシーズンの12月はソーチャル・イベントでホリデー気分を味わう筈が、コロナ禍の中、人混みを避けている。 

何故か、今年はチャールズ・ディッケンズCharles Dickensの「クリスマス・キャロル」Christmas Carolを読む気になった。思えば、完読した事がないのに気がついた。 今年のホリデーは何故かクリスマス時期に引用されるこの本を読み通したくなった。 何故だろう。 

ディッケンズの描くスクルージScroogeは傲慢で自己中心的で他人の幸せを一つも考慮する事のないシミッタレの性格は、どの世の中でも出会う輩であるが、我が身に振り返り問い直す機会として捉える。 企業・組織も同様に、我が身のみの利益追求する姿勢が常となれば、社会や環境と共存する社会の将来は危ない。 運命共同体としての自節を個人として、組織として持てないとするならば、この社会に明日はないとつくづく思う。

スクルージが最後に改心し他人の事を思う心と完全自節主義で生きる覚悟をする結末は、確かにハッピー・エンドでお伽話的ではあるけれど、今こそもう一度、我が身に振り返って個人・企業の描くミッションに問いかけ直す時期であるような気がする。 今現在こそ、ディッケンズの描いたビクトリアン時代とは比較にならぬ、社会地球環境破壊や二極化する社会価値や富の分配不平等が著しい。

ディッケンズの描いたスクルージの教訓は、我を顧み変革するのは今でも遅くないという事でもあると気付く。 やはり、現在・過去・来世の亡霊の訪問を経て、恐怖のトラウマ体験をしないと、我々は行動変革できないのだろうか。

クリスマス・キャロルから学んだ事。
自己変革は今でも決して遅くない。 過去・現在の行動をもう一度振り返り、将来に起こりうるトラウマ感覚をシムレーション想定して、自己変革に移す。 社会は運命共同体、一人勝ちのメンタリティを捨て、他人あっての共同繁栄をノーススターとするミッションの大事さ。

久しぶりで、ホリディ・スピリットに目覚めた読書であった。

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