114. 成長限界を見通す

11/9付けNYタイムズ紙のエド・シャナハンEd Shanahanが書いたオビチュアリ欄で、ハーマン・デイリーHerman Dalyの名前を初めて知った。 享年84才とある。 50年以上に亘り、繁栄と進歩と同意義の経済成長を教義とする既存主流経済学は天然資源枯渇や自然公害がもたらす地球規模コストを無視していると批判し続けた経済学者と紹介されています。 環境経済学Ecological Economicsの分野を開拓奨励した経済学者であったようです。 

持続可能成長Sustainable Growthを無神経に使う事が多い昨今の我々は、自然界摂理・熱工学物理法則から外れているはずの成長という言葉を乱用しているようですね。 富分配不平等で貧富差が広がる社会と、地球環境破壊コストを無視して投資家利益達成を掲げる成長を優先する経済学アカデミアとそれを盾に走る現代資本主義を危惧していた方のようです。 デイリーは、「持続可能成長」Sustainable Growthではなく「持続可能開発」Sustainable Developmentという言葉を使うべきとも警鐘しています。

地球資源枯渇とGDP国民総生産を経済指標としてきた現行の成長本位の経済フレイムは確かに壁にぶちあたっていますね。 環境破壊コストを考慮しない限り無意味とと言うロジックは、従来経済学主導アカデミアからは見向きもされなかったようです。 地球規模の成長メリットと資源枯渇と天候変動コストのデメリットを地球規模で測る価値創造指標が大事だと思い知らされますね。 エコ経済学は今だに経済学主流からは嫌われているようです。 アカデミアにはまだまだ人間社会科学として頑張ってもらわねばなりませんね。 そんな中、デイリーは影響力を持ったフレイミングを紹介警鐘してくれた、ノーベル賞をとって当然と思える経済学者だったと言えましょう。

地球規模の価値創造視点。 我々一人一人、事業の全ての活動の第一視点となるべき教義ですね。 

大変先見の明ある経済学者デイリーが残してくれたフレーミングを大事にして、地球レベルの事業が持つ経済意味を、もう一度問い直し指針をリセットし、我々がコントロール出来る事を実行するが混沌の時代では必須ですね。

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