87. アメリカの魂を問う

コロナ禍の中、わが町の図書館もニュー・ノーマルを目指しカーブサイド・ドロップの図書貸出を先月から始めた。 自宅待機自粛生活を続ける者にとっては有難い。 2018刊のジョン・ミーチャム著「アメリカの魂」を今月中旬に読み終え返却した。 著者ミーチャムは元ニューズ・ウィークのエディター・イン・チーフで、大統領歴史家と政治コメンテーターとしても人気があるジャーナリスト・作家である。

「アメリカの魂」は、トランプの白人優越主義に警戒心を抱いて書かれた。 アメリカ建国以来、リーダーたる過去の大統領たちが進めた、奴隷解放、婦人選挙権運動、公民権運動等の米国民主主義の歴史はアップ・アンド・ダウンの売り返し歴史であり、決して平坦な進化ではなかった、と詠う。 常に、政治的生存思惑が動機として働いていたりしながら、一握りの大統領たちは、勇気あるリベラル・アクティビスト達の声を受け入れる妥協や、大統領ポジションが持つ歴史的宿命の意識づけを理解した一握りの大統領達の決意で、二歩前進一歩後退して進展した。

先週、民主党全米大会がバーチュアルで四日間開かれ、バイデンとハリスが大統領・副大統領候補として党正式指名された。 明日から始まる、共和党全米大会も同じくバーチュアルにて開かれ、トランプとペンスの現大統領・副大統領が正式指名され再選を目指す。 大きく右に左に振り子のごとく動く米国政治図の中で、今年11月3日の大統領選は例年になく異常環境下で、米国民の声でもある「アメリカの魂」が問われる機会となる。

約60%が白人人口で成り立つ現状米国社会の人種構成が今後更に多様化していくのは止められない。 あと二十年ほどで半分以下の少数派に転ずると予想される。 次世代の若い世代がどんな声を上げ「アメリカの魂」を要求するのか。 人種差別が未だに続く米国社会の根底変革を求める「アメリカの魂」がどれほど大きな声とアクティビズムを通して米国社会を変えるのか。

コロナ禍の最中、そして混沌とした社会経済不安と生死に影響する恐怖の中、本物のアメリカの魂のカケラが見たものである。

バイデン・ハリスと、トランプ・ペンスの選択の違いは、組織と個人にとっても、今後の大きな戦略の違いを求められる。

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