また数日で新年が始まる。今年を反省し来年こそと精進を心がける時期がまた来た。 悪い癖と良い癖の行き着くところは天国と地獄。 困難な環境にいると余計にこの悪い癖・習慣からブレークし、良い癖・習慣を身につけようとするが、結果は変わらないタチの悪いループに嵌ってしまう事のなんと多い事か、と落胆を感じる日々の連続。
小生のような輩を対象にしたこの手のビジネス書ジャンル本を今年は結構読んだ。今読んでいるのもこの類。 2019刊のウェンディ・ウッド著の「良い習慣、悪い習慣」をわが町の新刊書の棚でみつけた。 ウッドは南カリフォリニア大の心理学とビジネスの教授であり、脳裏科学に基づいた人間行動心理を専門にするエキスパートらしい。
習慣や癖を直せないのは、意思の弱さが原因ではない事を、ラボ・テストや現実サンプル統計結果から論じている。 ウッド曰く、一つこの本から学ぶ事をあげるとすると、フリクション摩擦を味方につける事。 摩擦を生み出す障害を築く事で、悪い習慣を回避する。 反対に、摩擦を感じる障害を取り除く事で、習慣が身につく。 意識しないで自動的に行動に移すには、絶え間ない反復によって習慣づけられるとしている。 さらに必ず毎日経験する些細な事をヒント合図としてピギーバック味方にすることを勧めている。 環境が大きな役割を持つ。
我々の脳は、新たなルーティーンに直面すると執行コントロールするのにエネルギーを要し、疲労するらしい。 エネルギーを要しない自動化行動の習慣が行動を決める。 ルーティーンを打破するには、習慣の非継続化が功するとも言う。
どんな習慣習得ししても、どんな人間になりたいか、残りの人生をどう生きたいかの明確な大局目標がなければ、良い習慣も悪い習慣もあったものではない。
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