11月20日付けNYタイムズの記事が興味ある話題を提供している。フロリダのビーガン消費者がバーガー・キングを相手に提訴した話題。 ミレニアル世代の環境・健康嗜好の潮流に対応しているファスト・フッド・チェーンのバーガーは果たして本当にミートレスかという記事。 ビーフ・パティと同じフライパンにて調理している故、ビーガンの呼称を使用すべきでないというもの。
バーガー・キングは、植物性ミートレス・ハンバーガーを「インポシブル・ワッパー」として昨年セントルイス地区にて消費者反応テストした後、今年8月から全米の店舗にてプロモートを始めた。 消費者からの反応は上々で健康嗜好消費者ニーヅ潮流に答えているとの報道がされている。
バーガー・キングはカリフォルニア州のインポシブル・フード社が開発した植物性素材のミートレス・パティをインポシブル・ワッパーに使っている。 競合の同カリフォルニア州のビヨンド・ミートと共に、健康嗜好のミート代替のミートレス植物性素材パティのブームを引っ張っている。 ホワイト・キャスルが先行席取りしたファスト・フッド・チェーンでのミートレス植物性パティ使用のバーガーは、マクドナルド始め大手チェーン店がこぞって採用され始めている。外食チェーンでも、ミレニアル世代が要求する健康嗜好トレンドや、素材調達透明明示化の流れが如何に大きなチャレンジとなっているかを物語る。 植物性素材を使ったミート代替商品が、他外食チェーンでのメニューに、そしてスーパー・マーケットでも目につくようになっている。 オーガニック嗜好が定着しはじめるより、かなり早いスピートで環境維持や健康志向を求める消費潮流を感じる。
アレルギー対応や、ビーガン対応、コーシェ対応、ハラル対応は、外食業界・フード業界での成長戦略を考える際、必須項目となる。同時に、大きな差別化価値とすべき。
ミートレス・ミートのバーガー・キング訴訟を念頭に置こう。
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