二大巨人のデジタル・マーケターのGoogleとFacebookを避けて、デジタル・マーケティング戦略は考えられないですね。75%のデジタル広告はこの2社にコントロールされています。
サーチとソーシャルとそれぞれ焦点は違いますが、両者の無料プラットフォーム・モデルはユーザー秘密保護放棄と引き換えのノー・フリー・ランチだと、やっと議会も気がついたようだ。米国上院と下院議会にて今月始め証人喚問されたFacebookのザッカーバーグはコミュニティーと言う言葉を多用し、あたかも世のためと善人振りをしていたが、無料で得たユーザー情報を使いターゲット・マーケティングする事業モデルを変える気はないようですね。
ピュー・リサーチ調査によると、米国成人の68%がFacebookを利用しているそうです。この現実を前にすると、ユーザー秘密情報保護を理由に脱Facebookが出てくることだろうが、直ぐにこのほぼ独占状態が滅びる事はないでしょうね。Googleに至っては、デジタル広告収入ではFacebookのほぼ2倍を誇ります。EUにて来月から適用されるGDPR法準拠がこの巨人達の無料サービス・モデルを巡り更なる検証を受け、現モデルの事業成長は鈍化するのが予測されますね。
しかしながら、マーケターの立場からすると、2大巨人を外して当面のマーケティング戦略は描けないですよね。
GoogleとFacebookを、貴社マーケターは一元化したマーテックを使い有効にリンクしていますか。別サイロで放置していませんか。プレス・リリースやウェビナー、Eメール・マーケティングのプロモーションも顧客コンバート化に同期一元化リンクし包括的に管理しないとデジタル広告費用が膨らむだけで、効果が出ません。
今こそ基本に帰ることに注力しましょう。貴社の製品・サービスのユニーク価値が何かを再度問いかけてください。貴社ブランドが感情に訴えるナラティブにて明快メーセージを発信しているか、再度査証しましょう。チャネルは間違っていないか、査証しましょう。
マルティ・チャネルを通じて、しかもクロス・チャンネル視点にてマーケティングROIを最大化する事を、貴社の経営の最大重要イニシアチブとして取り組んでいるでしょうか。再度査証が必要ですね。
総合包括マーケティングの立案・実行・検証・修正サイクルにGoogleとFacebookをどれ程有効にタイムリーに組み入れる事が出来るかが、チャレンジですね。
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