8/25/17付けNYタイムズに元WSJベテランで昨年NYタイムズに移ったコラミスト、ブライアン・スティーブンスが、編集サイドから見たコラム欄に採用される投書の秘訣について書いていた。読んでみれば、内容はコミュニケーションの基本で当たり前の項目を15羅列してある。これが投書する側からすると簡単そうで簡単でない。毎日、山と投書を受け取る忙しい編集者の目に止まりコラム欄に採用されるのは、それなりの準備をして内容を磨き上げる訓練をしないといけない。
このコラムを読んで、マーケティングの一番大事な要因であるメッセージを常に削ぎ磨き上げる事の重要さを改めて心した次第。同時に、聞き手の編集長にまず読んで貰い採用されなければ、そのメッセージは埋もれてしまい誰の目にも止まらない羽目になる。
これは常々思い当たる、コミュニケーションの基本であるメーセージとその伝達の難しさを再認識するタイムリーな記事であった。まさにマーケティングの真髄への問いかけでした。
特に目を引いたのは、ポイントを絞り込み、何故それが重要なのか、何故それが今大事なのか、何故相手が真剣に耳を傾けないといけないのか、を明快にしかも少ない言葉で単刀直入に説明するというメッセージの基本要素です。言い換えれば、ポジショニングを磨き、想定できるネガティブな反応や批判に耐え得るメーセージを鍛え抜くという事ですね。
伝える内容と伝える方法を精査し、伝わる内容と伝わる方法に磨き上げ、意識してメッセージを見直し続ける事がとても大事だと痛感しました。
あなたの組織のメーセージは想定相手に無事伝達され、相手に完全に間違いなく理解され、即行動を起こさせるまで研ぎ削ぎ磨かれていますか。
Got Strategic Marketing?