33. アインシュタインの最大の間違い

昨年2016に出版されたアインシュタインの生涯を描いたデービッド・ボダーニス著「アインシュタイン最大の間違い」と言う本を読み終えた。わが町の図書館で何気なく見かけたこの本を手にしたのはタイトルに惹かれたからです。それに加え、長年住んでいるニュージャージ州で数少ないよく出かけ気に入っている町がアインシュタインが晩年過ごしたプリンストン大学のあるプリンストンという事にもよります。彼の晩年住んだ家の近所を何度か散歩をした事もあるからかも知れません。

前書きは兎も角、アインシュタインの人生と情熱を学び大変面白かった。

宇宙は完璧で簡単明快な理論にて出来ていると信じる彼の一綱な思い込みが、一般相対性理論を作り出し20世紀以降の物理理論を先導してきた。小生が知らなかったのは、この先入観がノーベル賞を受賞した後も宇宙は完璧で明快な理論に従って動いていると頑なに信じ、不確定原理を元にした光子電子分野で現在主流になっているランダムに物事が起こりうるとする量子論を肯定できなかった事という。晩年のプリンストン大学でのアインシュタインは当時すでに主流となった新しい物理量子論の世界の主流学者達にそっぽを向けられたようである。不確定原理を信じられない頑なさが、アインシュタイン最大の間違いと言う趣旨である。

戦略とは他の選択肢を捨てる事ではありますが、我々は新しい事象と向かい合う際、バイアスにて決めつけた過去の法則を頑なに適用しようとする習性があります。時としてこれが反対に新しい発見の原因解明に弊害になるという事です。アインシュタインという天才すら、または天才故、不確実性を信じないフレーミングに取り込まれるのです。

新しい世界事象と向かい合う際、つまり、顧客志向、市場動向、競合状況の変化や、新規代替の脅威を判断する際、フレーミングを変えて、意識してバイアス無く観察し、顧客価値の本当の変化を見る視点が、本当に大事だと強く思いました。

徹底して検証した戦略・実行能力と、オープンなアウト・オブ・ボックスの視点。この両方を同時に習得し鍛え上げる事が、個人と組織にとってこれからもっともっと重要になります。

あなたの組織では、フレイミングを変えて戦略を見直すのをルーティーンとしていますか。

Got Strategic Marketing?

Einstein

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