25. 米国医療健康保険改革の行方

昨日のNYタイムズのビジネス・セクションに、年に一度オマハで開かれるバークシャー・ハサウェイの株主年次総会でのウオーレン・バフェットのコメントが載っていた。米国ビジネスの競争力の危機は法人税ではなく医療保険のコストの高さにあると、大変もっともなコメントだった。

1960年に米国法人税のGDPに占める割合は4%であったものが、今日は1.9%と半分以上下落した。これに比べて米国医療保険コストは1960年には5%だったものが、今日17%に膨れあがった。約20年前の1995には13%であった。同時期の先進国での比率変化と比較すると、米国医療保険コストの上昇が手がつけられない状態に増加しているのが一目瞭然。例えば、ドイツは9.4%から10.2%、英国は6.7%から9.1%へ、日本は6.6%から10.2%と上昇。この期間大躍進を遂げた中国は3.5%から5.5%への上昇。

民主党のバフェットだけではなく共和党である同社パートナーのマンガーすらも、米国にとって国民皆医療健康保険が必要と、公言している。小生は米国に居着いて36年が過ぎ、欧州と比べて米国の国民皆健康を目指す理念の欠如と国民支持欠如には開いた口がふさがらないでいたが、バフェットが見事に言ってくれた。

トランプ新政権が昨年の選挙選にて公約していた医療健康保険改革を進めようとしている。二回目の正直で自党である共和党議員を説き伏せて下院をやっと通過させたものの、次のステップの上院で下院通過案を審査される手順となる。しかしながら、多数党となる共和党上院議員の多くは下院通過案は承認できないと明言している。到底通過は無理であろう。そもそも皆保険を目指したオバマ・ケアー法廃棄が目的であって、国民皆保険を目指する気がないのだか無理もない。

本当の討議を促し、求める最終の姿を納得させる努力なしに、身のないその場しのぎのマーケティング戦術の小手先に頼っているようでは先は無い。

やはり、しっかりした高い理念と目的あってこその戦略ありきと言える。理念・目的・戦略が明確にならぬとマーケティングは何の意味を持たない、と感じる次第。

あなたの組織にも、同じ事が何処かにあると思いませんか。

もう一度、理念・戦略の棚卸チェックが必要では。

Got Strategic Marketing?

IMG_0885

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

w

Connecting to %s