フィリップ・カトラーの新書「マーケティング4.0」が2016末に出版されました。現代マーケティングの父と言われるカトラーが製品中心の1.0、顧客中心の2.0、人間中心の3.0に続き従来オフ・ライン時代からディジタル時代への移行を次のフェーズの4.0と捉えると同時に、全てが繋がったネット社会では顧客を熱狂的支持者とする事が重要になると述べています。
心が通じる密度の濃い顧客との密接な相互作用関係を構築する事がディジタル時代のマーケターにとっては新たな差別化戦略となると言っています。ディジタルか従来オフ・ライン・マーケティングかは別にして、Aware, Appeal, Ask, Act, Advocateの5A’sが顧客との間に密なる相互関係を築くステップとなるとも説明しています。顧客が「オッと驚くWOW」経験とインパクトを与えるブランド作りが、ディジタル時代には今まで以上に重要な差別化要因になると述べています。
ディジタル化時代に新たなマーケティング手法が必要となるというより、ディジタル時代ゆえ反対に基本に戻り、顧客を完全に理解する事に注力し潜在ニーズを呼び起こすコンテントを通じてブランドを築き顧客に興奮を与える価値を提供し顧客を熱狂的支持者に変える重要さを力説していると感じました。
ディジタル・マーケティングも従来オフ・ライン・マーケティングも顧客を獲得維持し顧客と共に成長し、結果として利益ある事業成長があるわけです。
基本に戻り、スピードをもって顧客にWOWインパクトを与える行動に移していきましょう
Got Strategic Marketing?